
命ある限り輝いて
戦後77回目の平和記念日に寄せて
原爆による広島と⻑崎の悲劇を、人類が二度と繰り返さないことを祈りつつ
人の命と、愛と、尊厳が守られる世界を希求し歌います。
2022年7月30日(土)
開場:1時30分 / 開演:2時
於:軽井沢大賀ホール
主催:マキ・奈尾美
出演:
マキ・奈尾美 (歌・ピアノ)
ホンヤ ミカコ(オカリナ)
ゲスト 岩田 守弘 (舞踊家・振付家)
音響:木村 厚
曲目:
・命ある限り輝いて(世界最古の完全曲 古代ギリシャ紀元前 1〜2 世紀)
・花の街(東京大空襲の焦土の中で作られた詩)
・鳥の歌(世界的チェロ奏者パブロ・カザルスが平和の象徴として演奏し続けたカタロニア⺠謡)
・花はどこへ行った (ピート・シーガー作詞作曲 世界的反戦歌)
・一本の鉛筆 (広島平和音楽祭第一回 美空ひばり歌唱曲)
・存続 (アルゼンチンを代表する音楽家ビクター・へレディアが広島をテーマにした作品)
―作曲作品からー
・いろは歌 (11 世紀平仮名 47 文字を重複させることなく使い無常の現世をどこまでも続く深山に喩えた誦文に作曲)
・あなたの手に(ローマ古代遺跡パンテオン神殿における広島・⻑崎原爆追悼式典歌唱曲)、他
※一部はマイクを使わずに生の声で歌います。
お耳の遠い方は聞こえにくい場合がございますので補聴器をご持参下さい。
また、未就学児のご入場不可、車椅子4席対応、コロナウイルス感染予防厳守(措置)により入場者数は客席の1/2に制限し、左右1席づつ間隔を開けた座席配置となります。
入場料:4,000円

マキ・奈尾美
Naomi Maki
音楽家・抽象画家
音楽家・抽象画家として、20年間に渡り海外(ニューヨーク・ロンドン・ソウル・モスクワ)を拠点に活動。古代曲から現代曲まで、枠に捉われずに独自の世界へと昇華させているその音楽は、国内外から多くの注目 を浴びている。
ナイジェル・ロジャーズ【イギリス:古楽演奏におけるテノール第一人者】、イエゴール・ レズニコフ【フランス:キリスト教初期聖歌・古代音楽音響考古学者・演奏家】に師事。
イギリス・ロンドン 英国大和日英基金主催コンサート、韓国DHホールコンサート、ロシアチャイコフスキー音楽院ラフマニノ フホールコンサート、国立クレムリン大会宮殿チャリティーコンサート「絆」出演等、各地での演奏活動と 共に、英国プログレッシブバンド「King Crimson」元メンバーDavid Crossとの共演CD「UNBOUNDED」 (英国Noisy Records)を初め、様々なアーティストとのコラボレーションを展開。
2018 年8月、イタリア、ローマ古代遺跡パンテオン神殿にてイタリア「地球と平和」委員会により24 年 に渡り行われている広島長崎追悼式典"MAI PIÙ HIROSHIMA"に日本から初参加、作曲作品「あなたの手 に」を歌唱。2019 年 も同様に招聘を受ける。
※ローマでの式典の様子はこちらでご覧頂けます。
2020 年より毎年軽井沢大賀ホールにて平和記念日に寄せたコンサート-命ある限り輝いて-を催す。
現在、日本を拠点に創作・演奏活動を行う。

2つの声によるコラボレーション

ホンヤ ミカコ
オカリナ奏者
1994 年東芝 EMI よりメジャーデビュー。
これまでに自作曲を中心とする CD14 枚、楽譜集 9 冊を出版。
外務省の招聘により、 韓国、エクアドル、ニカラグア、パナマ、ドミニカ共和国、ペルー、ボリビアで公演を行う。その他、イタリア、スペイン、ブラ ジル、台湾など、国内外で公演多数。
最新 CD ブック『ホンヤミカコのオカリナ気分』(シンコーミュージック刊)。
2022 年、 帯広市立大空学園義務教育学校校歌を作詞・作曲。高知県観光特使、高松市観光大使、鳥取市観光大使、嬬恋村キャベツ大使、浅 間山ジオパーク推進協議会スペシャルアンバサダーを務める。
その静謐な音色に対して国内外に多くのファンを持つ世界的オカリ ナ奏者。
『四万十川』
ゲスト出演


岩田 守弘
舞踊家 振付家
岩田守弘芸術財団代表 9 歳より父岩田高一に師事。
全日本バレエコンクールジュニア部門第 1 位(1988 年)。ソビエト・バレエ・インスティテュート(1988 年)、モスクワ・バレエ・アカデミー(1990~ 1991 年)。数々の国際バレエコンクールで受賞後、第 7 回モスクワ国際バレエコンクールソロ部門金賞 (1993 年)。ボリショイ劇場入団後(1995 年)、同団外国人第 1 ソリストに昇格(2003 年)。ロシア 政府より友好勲章を授与(2009 年)。
日本では、芸術選奨文部科学大臣賞(2010 年)。
ウラン・ウデの国立ブリヤ ートオペラ・バレエ劇場バレエ団(2012 年~2019 年)、ニジニーノブゴロドの国立アカデミーオペラ・ バレエ劇場(2019 年~2022 年)バレエ団の芸術監督を歴任。
2008 年 12 月 NHK プロフェッショナル仕事の流儀「悔しさを、情熱に」出演
ニジニノブゴロドの国立歌劇場で行われた『50歳記念公演』

ボリショイバレエ団を退団後、岩田さんは、ロシアにおけるチベット仏教の総本山的存在ウランウデ共和国、国立ブリヤートオペラ・バレエ劇場バレエ団の芸術監督として 2012 年〜2019 年までの 7 年間就任されました。
このバレエ団の拠となるブリヤート歌劇場は大変美しく立派な建物で、戦後、ロシアに抑留された日本人達が、たくさんの命を犠牲にしながら建てたものです。
岩田さんは就任後、当地での日本人に対する偉大なる敬意と尊敬に触れ、過酷、苛烈な状況下で劇場を完成させた日本人抑留者たちの姿勢が、ウランウデの人々に感銘を与え、語り継がれていることを知ります。
このオペラハウスに日本人芸術監督が就任したことの奇跡を思わずにはいられません。
リンクは、岩田さんが 2017 年に東シベリア抑留者追悼式を行った折の共同通信の取材記事です。


その他
協賛
公益財団法人日伊協会
特定非営利活動法人法人チェルノブイリ・福島医療基金
NPO 法人 3.11 甲状腺がん子ども基金
軽井沢文化協会
軽井沢日本中国友好協会
小諸市日本中国友好協会
満蒙開拓平和記念館
NPO 法人遺言・成年後見普及センター⻑野
一般社団法人生活互助支援の会
バレエアルテ早川真紀
佐久平ノルディックウォーキング協会
一般社団法人ケアラーワークス
医療法人藤樹会滋賀里病院
冒頭絵画:『曙 ーDawnー』by Naomi Maki